正しいと思っていたことが覆った経験はありますか?

以前、私が大学院時代にレーザーを用いた齲蝕除去の実験に携わっていました。当時、レーザーによる除去は回転切削器具とは異なり、スメア層(覚えてますか?)を形成しないためレジンタグが深く形成され接着に有利と電子顕微鏡像から判断された時代がありました(図01)。

図01

しかし、結果はレーザーによるマイクロクラックならびに変異層の形成で接着力は劣り、加えて辺縁漏洩しやすい結果となりました。後々、スメア層は完全に取り除かなくても問題がない論文が発表され、その後はセルフエッチングプライマーが接着システムの主流となりました。3ステップから2ステップに、そして1ステップへ行ったものの、長期的には2ステップが理想的と、接着システムも色々と覆る歴史があります。え、大したことないですか?

歯科のブリッジ治療の際、日本の歯科保険制度はアンテの法則に従います。固定性ブリッジにおいて、支台歯の歯根表面積の総和は修復されるべき歯根膜総面積の総和と同等以上でなければならないとする概念です(図02)。しかし、ただ歯根膜の面積だけで、支える補綴物の咬合を計算できるものなのか?そこでアンテの法則に対し有用性の再検討がなされました。重度の歯周病患者を、咬合に問題のある患者を、果たしてアンテの法則に当てはめてもいいのか?よくよく考えてみるとおかしいですよね。これ以外にも外力により骨が形成されるWolf’s Lawも同様に有用の再検討がなされました。あ、知っていましたね、、、

図02

そこでダーウィンの進化論(図03)、昔、社会の授業等で習いましたね。私は忘れましたがw。
進化論曰く、人間の祖先は700万年前に現れた猿です。種の中で突然変異した個体が進化していく、何となく想像つきますが、実感はないですね。地球ができて、生物が進化して、単細胞から動物まで、、、何か夢のある夢のようなお話しです(図04)。

(左から図03、図04)

しかし、アメリカやヨーロッパにおけるキリスト教では、人類は神から創造されます。なので猿から人間は進化しません。そのためキリスト教で進化論は否定されています(これは私の友人もそうでした)。宗教絡みの話は通じ合わないことが多く、あまり話を突っ込むと本気の喧嘩となります。

しかし2018年、ロックフェラー財団のStoeckle M.Y、Thaler D.Sの発表より、10万種の生物のDNAから抽出された500万の遺伝子断片を調査しました。その結果、人類を含む約90%の生物が10〜20万年前に出現したことが明らかとなりました。一般的に、DNAが種の進化で変化する際に出る中立遺伝子が存在しないことを立証しました。一般的に種が異なるとそのDNAには非常に明確な遺伝子境界があります。これは猿と人間のDNAが全く異なることを意味する。しかし、ダーウィンの進化論でいう猿と人間との間の猿人、この中間種的な生物の存在が無いことが証明されたため、人間は猿から進化したものではない可能性が出てきました。では、私たちの祖先は?もしかしたら、アダムとイブ(図05)から生まれたのか、いやいや、私たち日本人は伊耶那岐神と伊耶那美神(図06)からです!ちなみに、日本で初めてできた島は淡路島です!
  
(左から図05、図06)

~TAKAの独り言~

以前メルマガで出したゲッシュタルトの心理学とも被りますが、自分の当たり前はそうでない可能性があるという話しです。よく飲み屋で話される内容ですが、、、。このダーウィンの進化論は環境による形態や機能の変化について事細かく描写(図07)されていますが、遺伝子変化となると苦しい感じでした。しかし、いつかタイムマシーンができて過去の検証をしてみたいものですね!

図07