以前のメルマガで、歯槽骨が育成されていないケースにアライナー矯正を行うことで、歯根の露出や根尖の露出による歯髄壊死等の問題点を挙げました。それでは、歯周囲の歯槽骨厚みはどれくらいでしょう?

Huynh-Baらの研究では、上顎前歯の骨頂から1mm歯根側の頬側骨厚みは64.1%が0.5mm、23.1%が1mmとされました(図1~3)。

図3

   

それに対して臼歯部の頬側骨は前歯のそれと比べ優位に厚いです。この数値と、上顎中切歯の平均長さ22mmを参考にして計算すると、上顎前歯の角度を2.6度アップライトすると根尖が歯槽骨より突出する可能性が考えられます。今では、根幹治療でもCBCT撮影が要求されるようになりましたが、矯正治療においても例外ではありません。加えて、アデノイド等の発見に繋がりますので、CBCT撮影は診査診断において必須項目となります。

新商品は先月告知したステッキー®と床矯正説明用サンプル模型となります。

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ステッキー®

床矯正説明用サンプル模型

                  

                        

~TAKAの独り言~

とは言っても、以前CBCT撮影の子供への被曝量を懸念している声がNew York Timesなどで掲載され、当時は患者さんの方から色々責任問題を言及されてことがありました。しかし、日本ではあまり問題にならないですね。もし外人の患者さんを治療する際には、CBCT撮影の必要性を理解させることがトラブル回避となります。